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関東学院未来ビジョン

関東学院 未来ビジョン

関東学院中学校高等学校 校長 冨山隆

関東学院中学校高等学校
創立100周年記念音楽会

こころを育む部活動

自主性や協調性といった人間性を育むうえで部活動を重要視しています。2017年からの3ヵ年計画としては、音楽系の3つの部を強化部活に指定しました。この施策によって優れた指導者を招聘したり、演奏の機会を増やすことができ、生徒たちの意気と技術はますます向上しています。
2018年度には、創立100周年を記念した合同音楽会を行い、多くの方にお出かけいただきました。今後は、マーチングバンドの全国大会金賞受賞も視野に入れていきたいと思います。何度もグランプリを獲っているチームですから力は充分にあると思っています。
部活動の取り組みは、地域貢献にもつながっています。たとえば近隣の公立小学校への音楽鑑賞会の提供。こちらは小学生と保護者を本校の礼拝堂に招いて開催するのですが、小学生たちは本校オーケストラの伴奏で自分たちの小学校の校歌を合唱することができます。その他にも、高等学校の水泳部が彼らの水泳教室を手伝ったりもしています。これからも、それぞれの部が、自分たちの強みを活かして、本校らしい奉仕活動として続けていければと願います。

生の英語を浴びて英語が身近に

英語の4技能を重視した大学入試改革を見据えて、本校では2017年からベルリッツメソッド®の導入を進め、「話す・聞く」の強化を行っています。2018年はその本格導入の年にあたり、中学1年生から高校2年生の5学年で1クラス3分割で展開しています。
通常の英語授業とベルリッツの連携を図るために、コーディネーターの日本人教員も配置し、英語学習は3方向からのアプローチをしています。外国人の先生との英会話に触れることで、生徒たちにとって英語は身近な存在になったようです。
また、中学1年生の数か月間は口頭だけで授業を行う(文字を指導しない)、というトライアルを行ってきましたが、これも大きな成果が出ました。まず模擬試験の点数がアップしました。さらに中学校・高等学校を合わせた英検の受験者数が、以前の約300名から約800名へと約2.7倍にも増加するなどしており、生徒たちの英語学習への関心や意欲が高まっていることに大きな手ごたえを感じています。
本校独自の「ターム留学」も好評です。選考を経て選ばれた者はニュージーランドに2か月強のあいだ留学するもので、費用の一部は同窓会などからの奨学金でまかなわれます。帰国後は、クラスの仲間に、現地での学びや留学前後での変化などをプレゼンして成果を共有するので、周囲も大いに刺激を受け、全体のモチベーション向上につながっています。
生の英語を通じて英語学習が身近に
ベルリッツの講師による授業

確かな判断力を身に付けるために

確かな判断力を身に付けるために
2019年度入学者用カリキュラム
人間の判断力には二種類があると考えています。一つ目は、ものごとの価値を判断する力。これはキリスト教の教えのものさしをあてることで伸びてゆくものと考えています。二つ目は事実を判断する力。教科学習ではこの力を育てます。
本校では数年をかけカリキュラムの再構築を行ってきました。2期制の導入、授業週の年間35週確保、英語4技能習得などがそれにあたります。新学習指導要領への対応を図るとともに、本校として重要視している項目のバランスを整えました。
2019年度からは高校2年生の全員について国語・数学を必修化します。従来理系コースには国語、文系コースには数学が選択科目として設置されていました。しかし生活のなかで数字やことばに対するセンスは必要不可欠であるとしての見直しです。ものごとの多くは数字で表現されます。数学を学ぶことで、ものごとの相関関係・因果関係を見極める力を身に付け、自分の目で判断できるようになってほしいのです。数学(統計)の必修化を実現し、次は地理の必修化を進めたいと考えています。
本校がめざしたいのは、勉強漬けではなく、“興味漬け”です。生徒自らの興味がそのまま学びにつながるような環境を実現したいです。教員と知恵くらべする生徒が増えてきているのが嬉しいです。

変わるもの、変わらないもの

これまでにない激動の時代のなかで、変えるべきことと、変えずにいることの見極めがますます大切になってきています。
変えることとしては、まず目の前に控えている大学入試改革への対応をきっちりと行っていくこと。カリキュラムの改編、ICT教育への対応など、学習および生活環境の向上については常に最新の工夫を継続していきます。 
しかし、生徒たち一人ひとりと向き合うときには「最先端を行かない」ことも意識しています。世の中の組織や企業といったものは常に最先端であることを求められますが、学校という場では、生徒たちの成長をじっくり待ち、成果を吟味しながら取り入れていきたいと思うからです。
また、変えずにいることは、本校のキリスト教教育のものさしはもちろんのこと、子どもたちを少子高齢者社会を支える道具にしないこと、教科学習で生きる術を学ぶこと、部活動を通じて個人の人間性を大切にすることの3つです。
12歳から18歳までの6年間は、質・量ともに大きな変化の時期です。中学校に入学してきた時にはあどけなかった表情が、高等学校を卒業する時には大人の一歩手前の顔になっている。中学校・高等学校の6年間を通じて、生徒それぞれが持っている、考える力、選択する力、提案する力、創り出す力、協調する力をしっかり伸ばしてあげたいと願っています。
変わるもの、変わらないもの